特許法第八十二条(同前:意匠権の存続期間満了後の通常実施権)
提供: 特許戦が好きだ
(同前:意匠権の存続期間満了後の通常実施権) 第八十二条 特許出願の日前又はこれと同日の意匠登録出願に係る意匠権がその特許出願に係る特許権と抵触する場合において、その意匠権の存続期間が満了したときは、その満了の際現にその意匠権についての専用実施権又はその意匠権若しくは専用実施権についての通常実施権を有する者は、原権利の範囲内において、当該特許権又はその意匠権の存続期間の満了の際現に存する専用実施権について通常実施権を有する。 2 当該特許権者又は専用実施権者は、前項の規定により通常実施権を有する者から相当の対価を受ける権利を有する。
(同前:意匠権の存続期間満了後の通常実施権) 第八十二条 特許出願以前に出願された意匠権が特許権と抵触する場合に、意匠権の存続期間が満了したときは、その意匠権についての専用実施権又は通常実施権を有する者は、原権利の範囲内で、通常実施権を有する。 2 特許権者又は専用実施権者は、当該通常実施権を有する者から対価を受ける権利を有する。
- 通常実施権の種類は以下の通り
- 許諾通常実施権
- 法定通常実施権
- 特許法第三十五条(職務発明)第一項、使用者が有する通常実施権
- 特許法第四十八条の三(出願審査の請求)第八項、みなし取り下げ後の善意の実施者が有する通常実施権
- 特許法第七十九条(先使用による通常実施権)、先使用権
- 特許法第七十九条の二(特許権の移転の登録前の実施による通常実施権)
- 特許法第八十条(無効審判の請求登録前の実施による通常実施権)、中用権
- 特許法第八十一条(意匠権の存続期間満了後の通常実施権)
- 特許法第八十二条(同前:意匠権の存続期間満了後の通常実施権)
- 特許法第百七十六条(同前:再審により回復した特許権の効力の制限)、後用権
- 裁定通常実施権
四法対照
(同前:意匠権の存続期間満了後の通常実施権) 特許法第八十二条 特許出願の日前又はこれと同日の意匠登録出願に係る意匠権がその特許出願に係る特許権と抵触する場合において、その意匠権の存続期間が満了したときは、その満了の際現にその意匠権についての専用実施権又はその意匠権若しくは専用実施権についての通常実施権を有する者は、原権利の範囲内において、当該特許権又はその意匠権の存続期間の満了の際現に存する専用実施権について通常実施権を有する。 …
実用新案法第二十六条〔特許法の準用〕で特許法第八十二条を準用
(同前:意匠権等の存続期間満了後の通常実施権) 意匠法第三十二条 意匠登録出願の日前又はこれと同日の意匠登録出願に係る意匠権のうち登録意匠に類似する意匠に係る部分がその意匠登録出願に係る意匠権と抵触する場合において、その意匠権の存続期間が満了したときは、その満了の際現にその存続期間が満了した意匠権についての専用実施権又はその意匠権若しくは専用実施権についての通常実施権を有する者は、原権利の範囲内において、当該意匠権又はその意匠権の存続期間の満了の際現に存する専用実施権について通常実施権を有する。 …
(同前:特許権等の存続期間満了後の商標の使用をする権利) 商標法第三十三条の三 商標登録出願の日前又はこれと同日の特許出願に係る特許権がその商標登録出願に係る商標権と抵触する場合において、その特許権の存続期間が満了したときは、その満了の際現にその特許権についての専用実施権又はその特許権若しくは専用実施権についての通常実施権を有する者は、原権利の範囲内において、その商標登録出願に係る指定商品若しくは指定役務又はこれらに類似する商品若しくは役務についてその登録商標又はこれに類似する商標の使用をする権利を有する。ただし、その使用が不正競争の目的でされない場合に限る。 …